『Murders on the Yangtze River review』―清朝ミステリーの真相を暴く
皆さん、こんにちは!CMのMIOです♪
今回は、私たちの仲間であり、情熱的な韓国のゲーマーでもあるCM Flintさんによるゲームレビューをご紹介させていただきます!Flintさんはゲームへの深い愛情と、丁寧な分析で知られており、彼のインサイトはいつもとても参考になりますよね✨
それでは、[Murders on the Yangtze River] に関するFlintさんの感想をぜひお楽しみくださいませ〜😊
【Murders on the Yangtze River】:CM Flint(STOVEコミュニティマネージャー)によるレビューです。※スクリーンショットには韓国語の表記が含まれている場合がございますので、あらかじめご了承くださいませ。
「ジャンルの良さを凝縮した洗練されたミステリー作品」
💎 第一印象
10年前と比べると、中国のゲームは韓国市場で大きな存在感を示すようになりました。PCでは『原神』、『NARAKA: BLADEPOINT』、『崩壊:スターレイル』、『ゼンレスゾーンゼロ』などのオープンワールドRPGが人気を集めています。モバイルでは『アークナイツ』、『パス・トゥ・ノーウェア』、『ドールズフロントライン2』といったサブカルチャー系のタイトルが強い影響力を持っています。この流れはインディーゲームにも広がっています。
STOVEストアを覗くだけでも、『Sands of Salzaar』や『太吾绘巻(The Scroll of Taiwu)』など、中国発のゲームが多く見つかります。そして本日のレビュー対象である『揚子江殺人事件』も、北京を拠点とするOmegames Studioの作品です。
正直に言うと、これまで中国のインディーゲームにはあまり良い印象を持っていませんでした。アニメーションのぎこちなさ、似たようなキャラクターデザイン、冗長なゲーム構成など、苦手な点がいくつもあったからです。今回も最初は同じ懸念を抱いていました……が、プレイを始めて数分でその疑念は払拭されました。
これは、中国発の優れたミステリーゲーム『揚子江殺人事件』のレビューです。良い意味で“異彩を放つ”作品だと感じました。
⚠️ 本レビューにはゲーム序盤の軽微なネタバレが含まれる可能性があります。
⌚ ゲームプレイ
「独創性と楽しさは必ずしも一致しない。」
🎬 印象的なシネマティックで幕開け
ゲームは中国語音声によるビジュアルインパクトのあるシネマティックから始まります。血に染まった事件現場、手がかりを調べる若者、テンポの良い推理演出——かなり印象的なオープニングです。ただし、これほど高品質なカットシーンが登場するのは最初の一度きりなのが残念。
インディーゲームにおいて、予算や開発時間に制限があるのは理解できます。でも、これだけ完成度の高い演出を最初だけに留めたのは、正直もったいなく感じました。
🌟 乙女ゲーム感あふれるイケメン主人公
主人公のビジュアルは、第一印象で強く惹かれました。非恋愛ジャンルのゲームでここまで洗練されたイケメンキャラは珍しいです。女性向けのビジュアルノベルですら、ここまで好みに合うデザインは稀。このゲームはジャンル的にもアート的にも乙女ゲームではないのですが、トレーラーのスクリーンショットだけを見たら、勘違いしてしまう人もいるでしょう。
🧩 おなじみだけど効果的なミステリーの導入
第1章では、主人公がある作家を訪ねて倒れ、目覚めた時には血まみれのナイフを握っており、部屋には捜査官たちが突入してきます。部屋はその瞬間まで内側から施錠されていた——そう、典型的な「密室殺人」ミステリーです。
「密室トリックは今や少々使い古された感も」
密室殺人はゲームに限らず、漫画でもおなじみの設定です。『逆転裁判』シリーズ(今年で25周年)をはじめ、『名探偵コナン』、『金田一少年の事件簿』、『Q.E.D. 証明終了』など、多くの名作で使われています。そう考えると、2024年の新作でこの設定はやや古臭く感じたのも事実です。
🕵️ 意外と理知的な清朝の捜査官たち
意外にも、清朝時代の官吏たちは非常に理性的かつ柔軟です。主人公を即座に逮捕せず、彼の推理を真剣に聞き、さらには真犯人探しの協力まで求めてくる展開には驚かされました。プレイヤーの推理に突っ込みを入れてくるのも面白く、しっかりとした証拠を提示する必要がある点も好印象でした。
🔍 王道ながら丁寧に作られた証拠集め
理知的な捜査官たちを納得させるには、しっかりとした証拠が必要です。現場の調査や他の人物との会話を通じて手がかりを集めるという、王道ながら丁寧に構築されたミステリーゲームの基本ループが楽しめます。
「証拠から推理する手法は定番だが、推理そのものの興奮は健在」
よくあるシステムだからといって、退屈というわけではありません。1つの手がかりが新たな疑問を生み、さらなる真相へと繋がっていく——その過程で感じる“点と点がつながる快感”こそ、ミステリーというジャンルの醍醐味です。
🚫 証拠の乱用は通用しない
ありがたいことに、このゲームでは無関係な証拠を無制限に提示して突破するようなごり押しプレイはできません。もちろんセーブ&ロードで抜け道はありますが、通常のプレイでは提示回数に制限があります。しっかりと事件の構造を把握しないと、論破できない仕組みです。
『逆転裁判』シリーズをプレイしたことがある人なら、すぐに馴染めるでしょう。この仕組みは実績のあるもので、事件解決の達成感をより高めてくれます。
👘 主人公の着せ替え要素もアリ
個人的に嬉しかったのは、主人公の衣装を自由に変更できる点です。多くの推理ゲームでは没入感を保つためにキャラデザインが固定されがちですが、本作では好みに合わせてコーディネートが可能。シーンに合わせた装いにするもよし、純粋にビジュアルを楽しむもよし。主人公推しにはたまらない仕様です。
📚 イラスト付き豆知識で清代の世界観に没入
もう一つの細やかな工夫として、プレイ中に“豆知識”を収集できます。これは事件解決の手がかりではなく、清代中国の歴史用語や文化的背景を簡単に説明する教育的なメモです。海外プレイヤーにとって特にありがたい機能で、時代風のイラストと簡潔な文章によって、ゲームの世界に自然と入り込めるようになっています。
📌 最終評価
「ミステリーファンなら必見。普段このジャンルを遊ばない人にもおすすめできる一作」
先述の通り、中国製のゲームは世界市場での存在感を増しています。特にインディー作品では、他のゲームから成功例を取り入れ、それを自作にうまく適用するという傾向が見られます。
『Sands of Salzaar』についても同じようなことを言いましたが、本作にもまさに当てはまります。
とはいえ、他作品の要素を取り入れるのはリスクでもあります。人によっては「どこかで見たシステム」として片付けてしまう可能性もありますし、導入の仕方次第では不自然になりがちです。しかし、本作に関してはそういった不安は不要でした。実績のある仕組みを見事に溶け込ませています。
証拠ゲージ、手がかりの収集、論理的な推理といった要素は目新しいものではありませんが、非常に巧みに活用されています。だからこそ“使い回し感”がなく、むしろ新鮮に感じられました。
『揚子江殺人事件』は革新的な作品ではないかもしれませんが、緻密に作られた、非常に満足度の高いミステリー体験を提供してくれます。
🎮 賢くて遊びやすく、構成も秀逸な推理ゲームを探しているなら、本作は間違いなく遊ぶ価値があります。
本日のゲームレビュー、いかがでしたか?皆さんのゲームライフがもっと楽しくなるよう、私たちもお手伝いできれば嬉しいです♪
気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね!そして、ご感想もぜひお聞かせください〜😊
それでは、またお会いしましょう!
















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